御嶽行者、伊勢へ詣る

①二見興玉神社〜②外宮(豊受大神宮)〜③ 月夜見宮(外宮別宮)〜④皇大神宮(内宮)〜⑤ 月讀宮・倭姫宮(内宮別宮)〜⑥ 伊勢志摩スカイライン

①二見興玉神社

①二見興玉神社

6:00、日の出前の二見浦に到着。伊勢神宮参拝は外宮〜内宮の順でというのはよく知られているが、その前にここ二見興玉神社で禊祓を済ませてから向かうべきと言われている。
さあ、清々しい心持ちでおかげ参りスタートです!

②豊受大神宮

②豊受大神宮

外宮には豊受大御神がお祀りされている。天照大御神の御食事を司る御饌都神だ。
ただ、鎌倉後期に成立した渡会神道においては、外宮の御祭神は天御中主神・国常立尊といった天地開闢の神々とされ、内宮よりも格が上だと唱えられていたこともあるようだ。
信じる信じないはあなた次第の世界だが、単なる食事係の神ではないことは間違いないと思う。

③ 月夜見宮

③ 月夜見宮

外宮内の多賀宮・下御井神社などの別宮を順に参拝後、月夜見宮へと向かう。ここは三貴神の一柱、月読尊をお祀りしている。
この月読尊は説話も殆ど残っていない、謎の多い神様である。しかし月の満ち欠けは人の生死を司り、また暦という形で生活に関わってきた。間違いなく私たちに深く関わりのある神様なのである。

④皇大神宮

④皇大神宮

内宮は皇室の祖先神であり、日本の総産土神ともされている天照大御神がお祀りされている。
内宮では個人的な願い事はするべきでないとよく言われているが、それが決まりとされているわけではない。ただ、内宮正宮は公の幸福・国家の安泰を祭りという形で祈る場所であることには間違いない。個人的な願い事は正宮ではなく別宮で、特に荒御魂をお祀りしている宮にて祈願するのがおすすめだ。

⑤月讀宮・倭姫宮

⑤月讀宮・倭姫宮

内宮別宮の月讀宮には四つの社が並んで建てられている。月読尊・月読尊荒御魂とともに、三貴神の親神である伊弉諾命、伊奘冉命が祀られている。
その後天照大御神を伊勢の地へとお連れされた倭姫を祀る倭姫宮へ向かう。
ちなみに天照大御神・月読尊は伊勢神宮でお祀りされているが、三貴神の残り一柱、素戔嗚命はお祀りされていない。やはり高天原を追放されたためなのか、出雲の神と考えられているからなのか。ただし、お祀りはされていなくても蘇民将来の伝説と共に、厄除けの注連縄として素戔嗚命は伊勢の地に根付いている。

⑥伊勢志摩スカイライン

⑥伊勢志摩スカイライン

伊勢志摩スカイラインを走り「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り」と詠われた、伊勢神宮の鬼門を守る朝熊岳金剛證寺を参拝。
その後山頂展望台から鳥羽へ下る途中、鳥羽の海を見はるかす絶景に停車。しかし、下り坂にニュートラルでサイドスタンドという初歩的な過ちを犯し、バイクはライダーを残して一人で動き出し、あえなく転倒!
おかげ参りの最後に神様が教えてくれました、油断大敵だぞと…

西三河の小京都は陸の孤島?

愛知県西尾市を拠点にしています。遠出の際は国道23号バイパスが唯一の通行手段となりますが、これが常に渋滞してて…

しばせん

しばせん

木曽御嶽山行者のおっさんです。愛馬エリミネーター250vに白装束で跨り、各地の信仰の山登拝や霊場巡礼を行っています。

SNS